いじめというのはどこでも起きてしまうものです。その多くについて、被害者に対する支援はなされますが、加害者に対する支援は少ないです。加害者が支援されるはずがない、と思われるかもしれませんが、しかし、加害者に対する支援は重要なのです。なぜなら、それが再発防止につながるためです。
支援と言っても、加害者を弁護するのではなく、反省させることが重要です。そのときに、ただ頭ごなしに怒ることは、あまり意味がありません。なぜなら、怒られたところで、ただ返事をすれば良いからです。適切なタイミングで挨拶をすれば説教は終わる、ということを、加害者の子どもは知っています。ですから、まずは優しい声で、しかし淡々と事実確認をすることが必要です。あなたはこういうことをしました、これはいじめだと思いませんか、自分がされたらどう思いますか、と考えさせることが必要です。心から反省させることで、心からの謝罪を引き出すことができます。
ぜひ、加害者の心もケアしましょう。